バーチャルホストは、IPではなくドメイン名でアクセスする必要があります。
DNSサーバーに登録できるような環境を持っている方は、なかなかいないと思います。
そこで、ローカルな環境でもバーチャルホストの動作を確認できる方法を紹介します。
ホスト名でアクセスしてきたように見せかける方法
簡単な方法は、hostsファイルを利用することです。
通常、hogehoge.comへアクセスするには、DNSサーバーにhogehoge.comのIPを教えてもらって、そのサーバーにアクセスします。
この設定をhostsファイルに書くと、DNSより優先的にIPの照会ができるため、http://hogehoge.comに、アクセスすることができるようになります。
hostsファイルの在り処
hostsファイルはここにあります。
windowsの場合:C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
Linuxの場合:/etc/hosts
hostsファイルを書く
hostsファイルは、次のように「<サーバーのIP> <ドメイン名>」の形式で書きます。
1 | 192.168.1.111 hogehoge.com |
一度、どこかにコピーしてから編集します。編集後、再度hostsファイルをコピーする必要があります。
hostsファイルは使い終わったら設定を消しましょう♪
hostsの設定を消し忘れると、本当のサイトにアクセスしているのと勘違いしてハマってしまうことがあります。
(そのうち、設定したこと自体も忘れてしまう、自作自演の罠w)
テストが終わったら、すみやかにhostsファイルから設定した行を削除しましょう。
ちなみに、hostsファイルを消しても、しばらく設定情報自体はwindowsに覚えられてしまっています。
設定を反映するには、次のどちらかを実施します。
- ipconfig /flushdnsコマンドで、windowsのDNS情報をリフレッシュさせる。
- windowsを再起動する。
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